BIKE


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私、中川 実花は高2、

彼氏の遠山 陸は高3。



怖そうに見えるのに

本当はすっごく優しいところに惚れて

猛アタックしてたら

陸から告白してくれた。


「・・・・・・実花のこと、俺意外に幸せにできないと思う。」


最初、お子様の私には意味がわかんなかった。


でもそれは

照れ屋の陸の、本気の告白だった。


私はすぐに

「私も、陸を幸せにする自信あるよ。」って


今思うと顔から火が出ちゃいそうなセリフを言って

陸と付き合うことになった。



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「間に合った!!」

「よかったな、じゃ。」

「え?ちょっと待って!!陸も学校でしょ!?」


「ああ俺、今日はさぼる。」

「え?待ってよー!じゃあ私もさぼる!!」

「お前は駄目。ちゃんと行きなさい。」

「何それー!」


私は不貞腐れながら学校に入っていった。



窓から陸の背中を見送った。







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