夏恋




「あつ-い…」


日が沈むのが遅くなってきて
まだセミの声が響く夕方。



「おはようございます」
『おはようございます』


そう挨拶を交わして
これからバイトがはじまる。

昼間働くパートさんと
入れかわりでなので
お疲れ様、と出ていく
パートさんが
うらやましいっ!!


まだこのバイトをはじめて
1ヶ月ちょっと。
だけどだいぶ慣れて
仕事はばっちり。

友達もできて、結構
好きになれたバイトだった



でもどうしてだろう。
もし、ここで君に出逢わ
なければきっと
辛くなかったね…。

けど幸せにもなれなかった








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