★恋愛コンプレ★

‘ガチャン’

「よー。おおっ!!
宇井川さんじゃん!!」

「…あ…はい…。
あの…先生が…??」

「ああ!!俺が教えてやるよ!!」

この先生は、駐輪場で
一度会ったことのある
先生で、ナルシスト吉貴先生。

20代中頃で、バスケ部の顧問を
している。

「えっと…。あの…。
初めてですが…お願いします。」
「はいはーい!!
任しとけって!!」

「早速ですが…
ここの発音が分からない
んですけどぉ…。」

「んー。どこどこ??
あー。ここは…」

なんて言うのが
01時間も続いた。

「さよーなら!!吉貴先生!!」

「はいはい、ばいばいっ!!」

わたしと吉貴先生は
途中の廊下でわかれた。

この時、わたしはまだ
島田君のことが好きだと
自分の中で解釈していた。
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