★恋愛コンプレ★

「もう一眠りしよ…」

わたしはまた変な夢を
見ないか、と心配しながら
再度眠りについた。

‘ピピピピっ!!’

‘ガタン、ガチャ’

「ふわぁー。」

目覚ましの大音量で
目を覚ましたわたしは、
リビングへと向かう。

「おはよー。」

「おはよ!!」

皆はもう起きていて、
朝御飯を食べている最中
だった。

「椎名??今日は学校??」

「うん…。そー。」

ママは、わたしがスピーチを
練習している時は、いつも
寝ないで付き添っていて
くれる。

「…。朝御飯も食べたし
用意出来たから行くね。」

わたしは、さっさと御飯を
食べて片付けをする。

「行ってきまーす!!」

「はあーい!!」

ママ達の声は、わたしの背中を
おしてくれている様だった。

わたしは、学校へ向かう最中、
なんだか変に緊張する。

…気のせいかな…?!

心臓が張っているわたしは
いつのまにか学校に着いて
いた…。

わたしは、廊下を歩く。

「あ!!」

いきなり後ろから声がした。

「は?!」

驚きを隠せないわたしは
奇妙な声を出してしまった。

「あ、俺、島田です。」

見ると本当に島田君が…!!

「あ、ゴメンね。驚かせて…。」
「いや、大丈夫…!!」



何でだ…?!

ドキっと来ない…。

「あ!!椎名達じゃん!?」

ん?!

椎名…?!

でもその声は明らかに
男の人の声で…
前にも聞いたことがあって…
なんだか落ち着く声…

?!

「せ、…吉貴先生?!」

‘ドキンっ’

あ…あれ?!

わ…わたし…。

も…しか…して…。

先生にぃ…。

ここここここ…こ…こ…!?

こ…い…

してる…?!

うん…。

絶対…。
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