★恋愛コンプレ★

「どーしよーうー!!!!」

「ん?!なにが?!」

わたしは思わず
声に出してしまっていた。

「あ…なんでも…
なくなくなくなくなくなく
なくなくなくなくない…です。」
先生のことで悩んでる
のに…

「宇井川さんって、
英語の先生に
なりたいんだよね??」

「…は、はい…。」

前に会った時、そんな
話しもしたっけな?!

先生が覚えてくれたことが
何百倍も何千倍も
嬉しかった。

「少し大変だけど…。
戻ってこい!!
先生になって、またこの学校に
戻ってきて、俺と一緒に
英語を教えよ!!」

「うん…!!」

この日、誓ったよね?!

02人だけの誓い…。

先生ほど良い先生には
なれないかも知れないけど、
先生みたいになって
頑張るよ!!

スピーチの間中も、
ずっとその言葉が自分から
離れなくて集中出来なかった。
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