★恋愛コンプレ★

結局、あの後はダンスへ
行ったけれど、
あの言葉があまりにも
嬉しくて、ニヤケたりして
ダンスの振りが全く覚え
られなかった。

「はぁーー!!」

つい深いため息を
ついてしまう。

「そおだ!!
舞子に電話しよ!!」

今日あったことは
誰かに話さずにはいられない。

コール音が02回鳴る。

「もしもし??」

「あ、もしもし??」

「あー、椎名??」

「いぇすっ!!今大丈夫?!」

「うん!!全然大丈夫!!
寧ろ暇…!!」

わたしは01時間かけて
そのことを01人で
語った。

舞子は、最後まで何も
言わずに聞いてくれていた。

「それさ、いいことじゃん!!」

舞子は、そう言ってくれた。

皆だったらきっと…
しょせん、先生と生徒の恋
なんてあり得ない、
って言うに違いない。

他にも恋愛経験豊富な舞子に
アドバイスをしてもらった。

「明日も先生に会う…。」

「じゃぁ…マイも行きたい!!」

「え!?いいけど…大丈夫?!」

「大丈夫、大丈夫!!」

「わぁーい!!ありがとう!!」

「いーえ、ぢゃっ。」

「はぁーい、バイバイ!!」

‘ピッ’

今日はなんだかよく
眠れそう…!!

思ったとおり、わたしは
早く眠りについていた。
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