★恋愛コンプレ★

次の日はもちろんクマだらけ。

でも、今日はスピーチ練習が
ない日。

会えないから少し寂しい
けれど、少しくらいは
我慢ができる。

連休とか言ったら
会えない時間が長すぎて
死んじゃいそう…。

ダンスがあるので、
わたしは沙絵の家へ向かった。

「おまたせ!!」

「大丈夫。
てか、この前のレッスン全然
集中出来てなかったけど…
大丈夫?!」

沙絵もやっぱり気づいていた。

「あはは…大丈夫!!
少し具合悪かっただけだから。
心配かけてゴメンね。」

わたしは隠してしまった。

本当はそんなんじゃない…。

「そっか…なら…
今は平気??」

先生のことが
涙が出るほど好きなんだ…。

「うん。」

今日のダンスは午前と午後
両方のレッスン。

それなりに集中できたけれど、
時間が先生といる時より
凄く長く感じた。

「椎名!!今日コンビニ行く??」

「いーく!!」

コンビニはいつもの
お決まりの場所。

「タピオカだぁー!!」

「本当だー!!
美味しそう!!」

コンビニに行ったわたし達は、
もう常連のため何処に何が
あるのか、把握している。

それに、レジの人とも仲よし。

「椎名ちゃんお疲れ!!」

「ありがとうございます!!」

レジの人はいつも話しかけて
くれる。

その後は、真っ直ぐ家に
帰る。

疲れたわたしはベッドに
倒れこんで寝た。
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