★恋愛コンプレ★

‘ザー’
次の日は、あいにくの雨。

待ち合わせ場所に時間
通り行くと、舞子は携帯を
いじっていた。

「舞子ー!!」

振り向く舞子。

「あっ!!椎名髪ー!!
可愛い!!」

「あはは…顔はブスだけど…。」
「そんな事ない!!
さ、行こう??」

わたし達は、並列にして
自転車を飛ばす。

「こんにちは。
今日は舞子にも手伝って
貰います!!」

「ういーっす!!
よろしこ!!」

「はーい、舞子はわたしのモノ
だから手出さないでぇ!!」

子供の様に言うわたしを
先生は…

「はいはい、
じゃ、始めるよ。」

スルーした…。

わたしはスピーチを
先生の前で言う。

わたしの心臓は
バックバグ!!

たまに目が合う先生に
ときめく…。

「Thank You」

どうやら先生のことを
考えているうちに
言い終えたらしい…。

変なことを言って
いなかったか
心配だった…。

「めっちゃ成長したっ!!」

先生が言ってくれた。

今、成長した…
って…。

皆にとってはただの褒め言葉
にしか聞こえないかも
しれないけれど、
わたしにとって、何十倍も
何百倍も嬉しい言葉だった。
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