★恋愛コンプレ★

タタタターン♪

ステップよく階段をかけおりる
わたし…。

「し…椎名?!
今日はやけに嬉しそうじゃん!?」
お姉ちゃんに言われて
わたしは一瞬止まる…。

しまった…!!
お姉ちゃんには言って
なかったんだ…!!

これも理由は同じ。

…所詮、先生と生徒の恋愛
でしょ?!叶う訳ない…

こう言われるのが
落ちだから…。

「あ、今日は…
は、早起き…で、出来たから!!」
「そう言えばそうだね?!」

よかった、騙せた…。

「じ、じゃあ、
学校行って来るね!!
行って来ます!!」

「はーい!!」

先生のジャージ姿見て
鼻血出ないかな…。

先生、わたしのこと
気づいてくれるかな…。

「あ、椎名!!
おはよ!!」

「あ!!舞子!!おはよー!!」

「気合い入ってるね?!」

「フフフーン♪」

担任の先生の話しを聞いて
いざ、先生の待っている
グラウンドへ…。

「せーんせえー。」









先生の周りにはやっぱり
女の子ばかり。

わかりきってた。

わかりきってたのに…
自分が思っていたより
ずっとショックで…
ずっと寂しかった…。
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