★恋愛コンプレ★

好きだから…
大好きだから…
サヨナラしたくなっちゃう
のかな…。

「先生…サヨナラ…」



また額に涙ぽろり…。

「サヨナーラ。
…そんなに…辛いのか…??」

…辛いよ…
好きって言えないことが…。

「…。大丈夫…。
サヨナラ…。」

勢いよく教室を出て…
帰り道も自転車を吹っ飛ばして
帰る…。

自分の部屋に行くと…
号泣する…。

それでもわたしの涙は
枯れることがない…。

「グズン…せ…んせ…」

涙が枯れるまで泣いても…
先生には届くはずがない…。

先生…先生…。

ただひたすら心の中で
叫ぶわたし…。

「ふぃー…。」

声をあげて泣くわたし…。

泣くのに夢中で…
お姉ちゃんが
帰ってきたのが分からなかった。
「し…いな…。」

「お、おね…グズン…ちあ…
ん…グズン…。」

わたしの泣いている姿を
何も言わないでただ
抱いてくれているお姉ちゃん。

そのお姉ちゃんに
今までのことを…
全部話した。

先生を好きになったこと…。

辛くてたまらないこと…。

自分は先生がいないとただの
脱け殻になってしまうこと…。

全てを話し終わった時…
お姉ちゃんは言った…。

「…大体…知ってたよ…」

お姉ちゃんは何となく
きづいていたという…。

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