★恋愛コンプレ★

最初スピーチ練習に行って
帰って来た時、
お姉ちゃんに先生の話しを
している椎名が凄く輝いていた
から、お姉ちゃんは感づいた
と言っていた。

「椎名…。
辛かった…よね…。
先生との恋愛…だもんね…。」

「ひっく…ふぇ…」

泣き止もうとしても
泣き止めないわたし…。

だって…先生にとっては
ただの先生で…
もしかしたら他の生徒の方が
特別かも知れないから…。

自分の本性をバレるのがただ
怖くて先生を避けて来た。

でも…それも…もう限界…。

「…お姉ちゃん…。」

「…お姉ちゃんさ…
彼氏と最近上手く行ってない
んだ…。」

やっぱり…そうだったんだ…。

最近学校に真面目に行くこと

電話の量が明らかに減ったこと

成績が落ち始めたこと

全部彼氏のことだということ…

全てわかっていた…。

だから今回わたしのことも
よく分かってくれて…
相談にも沢山乗ってくれていた。
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