†自称 ヤンキー†


「俺たちこそこそ話しばっかされてんな!ヤンキーだから怖いんだろうな!」


『たぶんな……この学校はビビりばっかだな。』


この時、まだ自分がいじめられていることには気付かなかった。
つかこの後も気付かない。


休み時間に二人で廊下を歩いていると、

(キャー、ウェッ、キモッ)などの叫び声と共にみんなが避けて行く。


「みんなビビりすぎだろ(笑)
なぁ!凌也!」


『おう。俺たちヤンキーすぎっからな。』


俺たちはこれでもいじめられていることに気がつかなかった。
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