好きだから…

これって好きなの…?

体育祭。



真哉はブロックの団長だった。






『選手宣誓』


体育祭実行委員会の人が言う。



『はい!!』



それぞれのブロックの団長が返事をして指令台まで走っていく。



その真哉の姿が、





私の心に小さな恋を芽生えさせた。



「これって好きなのかな?」

私―直生は、
休み時間中に
友達―理穂に聞いた。


「どうなんだろ?"気になってる"んじゃない?」


「そうなのかな…」




私は別に恋をするのがこわいとか、気持ち悪いとか、
どういう想いが恋なのか分からないという訳ではない。

けれど、あまりにも唐突すぎるから、、、

驚いてしまったんだ。





日に日に想いは増していく…








私はきっと真哉のことを好きになってしまったんだ。
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