空のしたの青年
あの日の誓い


あの頃の俺はまだガキだった。




時はさかのぼり、中学校2年生の冬。
中学校に慣れてきた俺には、いつも一緒にいる親友がいる。

そいつとは、保育園から一緒で
いわゆる【腐れ縁】ってやつだ。

いま、学校の6限目が終了し同時に部活の開始だ。

だが、俺は部活に行けずにいた。

「おい!まだかよ昇(のぼる)!?」

「ちょっとまてくれ!暁(さとる)、あと少しで終わるから。」


ここで自己紹介だ。
俺の名前は【沖田 昇】。サッカー部でキャプテンをしている。

さっき話しかけてきたのが親友の【浅居 暁】。サッカー部で副キャプテンだ。


そして俺はいま、課題と格闘中だ。

暁「早くしねーと、顧問が来ちまうよー。」
と騒いでいるバカに俺は静かに

昇「うるせーよ!黙って待ってろ!まだ始めたばっかだろ。」
と言いつつ、課題を始めて30分が経っていた。


さらに30分後......

昇「ふ~、思ったより早く終わったな!暁、早く行こうぜ。」

暁「おそ~い!お前はノロマか~!?いや、お前はノロマだー!」

昇「じゃあ、お前は糞だ。」

暁「のぼ..グス..る...のい.グス...じわる...グス。」

泣いてしまった!何故これだけで泣くんだ!?



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