空のしたの青年

学校にはいっぱいの生徒が溢れていた。私立高校な為に一学年に300人いるようだ。

学校の校門の近くには、大きな桜の木が入学生を祝っているかのように堂々と一本立っていた。


今は心地よい風が吹いていて、桜の花びらが舞っていた。その花びらを太陽が照らしていて、とても綺麗だ。


悠里「桜舞い散る中に 忘れた記憶と~ 君の声が戻ってくる~ ―――――」

まだ歌ってるよ!てか、何気に悠里歌うまっ!
って、悠里の歌声聴いてる場合じゃないからー!今いる場所は校門付近だ。つまり、周りからの視線を集めてしまっているのだ。
早くやめさせねば。


昇「ゆう―――」

「あの子歌上手いな!」

「俺も思った!しかも可愛い!」

「家に持って帰りた~い。」

「萌え~。」


俺が止めさせようとしたら周りからの野郎どもの歓声で遮られてしまった。

悠里って、やっぱりモテるんだな!と実感した俺だった。
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