空のしたの青年
暁が言ったように来週にサッカーの県大会がある。
県大会優勝という目標をたて、俺たちは士気を上げていた。
だから、暁に俺は何も言い返せないでいた。
すると、
暁「のぼる、今からいつもの公園に行こう。」
落ち込んでた暁が真剣な顔で言ってきた。
昇「ああ、分かった。」
暁の真剣さを悟った俺は了承し、俺と暁は学校から15分程の距離にある公園へと会話もないまま、足だけを動かし向かった。
公園に着いた頃には、太陽は沈み、空は暗く、満月が出ていた。
公園のベンチに目を向けると、一人ベンチに座る女の子がいて満月の光に照らされていた。