空のしたの青年

この会話の間に、和人さんと圭はじゃんじゃんと魚を釣りまくっていた。

あの短時間の間にそれだけの量をどうやって釣れるのか、とても知りたくなってきた。
これを多分、好奇心と言うのだろう。

べ、べ、別に釣りに目覚めてきたって訳じゃないんだからね。
勘違いしないでよね.......自分キモッ。



昇「和人さん、どうやって魚いっぱい釣れる~?」

和人「やっぱり気合っしょ!気合の入っとる奴に魚は魅力感じて近寄ってくるとばい。」

いやいやいや、さすがに魚相手に気合は全く関係なしでしょ!

和人さんは、ちょっと会話にならないな。


圭「気合は違うけど、俺たち二人は小学生の頃からずっとやってきたから、慣れっていうやつだと思うよ。」

昇「やっぱりそうか。俺も暇な時に釣りすることにするな。」

和人「なら、今度俺ん家に来い。釣り道具プレゼントしたるけん。ほら、アドレス交換。」
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