空のしたの青年

清治の発言に、あの釣り大好きお二人さんに聞かれたら東京湾に沈められるだろう。


昇「魚くらいでなにびびってんだよ。」

悠里「そうよ。私でも平気に触れるんだよ。」

清治「俺には無理だ~!」


清治は叫びながら宿泊所に逃げていった。まったく情けない奴だ。


悠里「清治には昇を見習ってもらいたいよ。」

昇「あははは......。んで、今は元気だけど悠里はなんで顔色が悪かったんだ?」

悠里「ちょっと船酔いしちゃったみたいで。気分が悪かったの。でも今はもう酔いはさめたみたいで大丈夫だよ。」

昇「そうか。あんまり無理はすんなよ。」

悠里「ボソボソ.....。」

昇「ん!?なんて言った?」

悠里「...ん!?な、なんでもないよ!さっ、早く部屋に戻ろっ。」

悠里は、そう言葉を残して走り去ってしまった。俺を残して...。

さっき悠里なんて言ったんだろう?よく聞こえなかったな...。まっ、気にしてたらダメだよな。
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