空のしたの青年
≡≡≡≡悠里視点≡≡≡≡≡
私、ついつい恥ずかしくなって昇残して部屋に戻ってきちゃったよ...。
でも、昇が悪いんだよね!?
だって、さっき急に優しくしてくるんだもん。あんな優しくされたら甘えたくなっちゃうじゃん...。
昇は、あの頃に大事な人をなくして、またすぐに大事な人をなくして今一人でがんばってるのに...。
昇は苦しんでるのに...。
私が甘える立場じゃないんだよ。
私は昇の過去を知ってる唯一の一人だから支えなくちゃ。
私は、いつの間にか寝てたらしい。
時計を見るとちょうど6時を指していた。
コンコン!
悠里「はーい!」
私がドアを開けると、そこには髪の毛は肩くらいまで伸ばして私より少し身長は高くタレ目の美少女が立っていた。