姫輝 マリア

あたしの抵抗は…果てしなく消えた。

でも、この人達は悪い奴らじゃないから安心出来る。
んだけど…連れられてきた所は
「…何で倉庫?!!」
「黙ってろ」
日向は車から降りると、そんままあたしを抱きかかえながら中に入って行く


お、可笑しい。
あたし、一応龍輝の総長ですよー。
んまぁ、この人達と戦う事はしないけど。

中に入ると、色んな男達がたくさんいた。
あたしを見て、驚いてる。

当たり前だよ…。

……にしても。
本当に美形なんだね。

ゾッとするような顔立ち。
凄いね・・・。

あたしは日向の顔を眼見してた。
日向はそれに気づいたのか、あたしを見て少し微笑んだ

それに胸が高鳴った。
…とっても綺麗な顔。

あたし達は奥の部屋に入った。
日向はあたしを抱えたまま、真ん中の大きなソファーに腰掛ける。

立倉君達も入ってきた。
…もしかして、日向が総長?

きっとそうだよ。
だって、日向は独特のオーラーが漂ってる。
まるで“俺に近寄るな”みたいな…。


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