姫輝 マリア
あたしは例れるように座り込んだ
何で?
何でこんなに心が痛いの?
何でこんなに涙がでるの?
「…分かんないよぉ」
あたしは地面に手をついた
――――ガチャ
柄の悪い男達が10人程でやってきた
あたしを見て、驚いた顔をした
その中のリーダー的な人が、あたしに近づいてきた
「近付かないで…」
あたしは男の人を睨んだ。
だけど、男の人はニヤついてあたしの腕を掴んだ
あたしは抵抗しようとしたのに…体が自由に動かない……
男達はニヤつきながらあたしに触ってくる
「…やめてよ」
今のあたしは心がドロドロしてる
もぅ…いや。
――――バンッ
「捺っ!!!!」
「た…ちくら…くん」
あたしはすぐに目を背らした
男達は立倉君を見て逃げて行った