姫輝 マリア
「眠ぃ…」
修はあたしの肩に顔を埋める
あたしはウトウトしてる修の手を解いてから、正座をした
そして、修を見ながら自分の膝を叩いた
「何?」
「膝枕。する?」
「サンキュ」
修はあたしの膝に頭を乗せて、軽く微笑んだ
あたしも微笑んで、頭を撫でた
「おやすみ」
あたしが呟くと、修は微笑んで目を瞑った
そして、しばらくすると寝息を立てて、眠りに着いた
すると、秋斗があたしの隣に腰掛けた
「初めて見たわ…」
「何が?」
「ホラ。修が寝てるのをや」
「は?寝るでしょ。そりゃあ」
「違う!!修は人の前でわ寝ないんや」
「寝てるじゃん」
「やから、驚いてるんよっ!!」
「あ~あ。意味理解できた」
秋斗は呆れたような顔をしてあたしを見てる。
すると、拓もあたしの隣に座った
「俺も初めて見た」
2人は珍しそうに修を見てる
そんなに珍しい事か…?
修だって人だろ?
そりゃあ、当たり前じゃん?
あたしは一人頭の中で考えてた
「…捺」
「何?」
日向が申しワケなさそうな顔をしてあたしを見てる
「…その……さっきはゴメンな?」
「へ?…ああ!!
大丈夫、分かってた事だし!!」
あたしが笑うと、日向は呆れたような顔をした