姫輝 マリア
グランドには、沢山の生徒が集まっていた
ギャラリーからは、日向達を熱い視線で見てる沢山の女達が…
まあ、私は勿論睨まれてるんだけどね~。
全くと言うか、
全然、怖くないし~!!!
私は女達に向かって、アッカンベーをした
女達は拳を握りしめて、悔しがってる
「…捺。綺麗な顔が台無しだぞ!!」
拓がクスクス笑ってる
「いーもんっ!!!
だって私は“ブタ”ですもんねー!!!」
私はワザと、日向に向かって言った
「だからアレはっ!!!」
「いーよー!!!本当の事だしっ!!」
日向は頭を掻き分けて、私を見た
「捺は充分可愛いよ」
「……修。どんだけ良い人なの…」
私は修の手を握った
修は身長も高いから、私が見上げる形になってる
「…捺、今見ないで……」
修は、顔を赤くして顔を背けた
何…?
私…何かした?
でも
思い当たる事が1つも無い。