姫輝 マリア
しばらくの思い沈黙が続いた
すると、女が立ち上がった
「…ごめん。もぅ行くから」
女は、俺の横を通り過ぎて行った。
それと同時に、鳥達も飛んで行った。
「…な、何だったの?」
優も驚いてる。
「綺麗だったな…」
秋斗も、呟いた
「マリア……」
拓がボソッと呟いた
「「「マリア!?」」」
みんなの声が重なった
「うん。あの子の通り名。
金髪に青い瞳。“動物と会話ができて、笑った所はまだ誰も目にしてない”と言う噂が流れてる」
拓が説明してくれた。
「あ、ありえねぇ」
「扉も……壊せるんだ…」
「凄いね……」
みんな驚いてる
ってか、動物と話せるって…ありえねぇ。
マジ、何者?
笑った事ねぇのかよ…。
「何か…サボる気無くなったな……」
「…ああ」
俺らは久しぶりに教室に行く事にした