姫輝 マリア


しばらくの思い沈黙が続いた
すると、女が立ち上がった
「…ごめん。もぅ行くから」

女は、俺の横を通り過ぎて行った。
それと同時に、鳥達も飛んで行った。

「…な、何だったの?」
優も驚いてる。
「綺麗だったな…」
秋斗も、呟いた
「マリア……」
拓がボソッと呟いた
「「「マリア!?」」」
みんなの声が重なった

「うん。あの子の通り名。
金髪に青い瞳。“動物と会話ができて、笑った所はまだ誰も目にしてない”と言う噂が流れてる」

拓が説明してくれた。

「あ、ありえねぇ」
「扉も……壊せるんだ…」
「凄いね……」

みんな驚いてる
ってか、動物と話せるって…ありえねぇ。

マジ、何者?
笑った事ねぇのかよ…。

「何か…サボる気無くなったな……」
「…ああ」

俺らは久しぶりに教室に行く事にした


< 6 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop