完全秘密主義恋愛♥

並雲

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「ひの～！朝あさ！起きろ！」


足に人1人分の重さを感じる。

あたしは重い瞼を開けた。


「ほら！今日は自由行動の日だよ！」


あたしの足の上にナッキーがまたがっていた。

キラキラと目を輝かせてあたしを起こしていた。


あたしはいつもと変わらぬナッキーの愛くるしさに軽い目眩をおぼえたけど、無理矢理意識を取り戻した。


「起きるから…、起きるからそこどいて」


ナッキーはささっとベッドから下りると部屋のカーテンをシャーッと開けた。


幸せの象徴のような朝日が窓から溢れるように部屋を照らした。

うっ……眩しい。


ってあたしはドラキュラか。


ナッキーはまだ髪を結んでないから、くるっとあたしを振り返ったときに制服のスカートと一緒に長い髪もナッキーの頭の動きに合わせて揺れた。
あれ、パ◯テーンのＣＭ的な感じで。



「へへっ。楽しみすぎて起床時間より一時間も早く起きちゃった。」



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