完全秘密主義恋愛♥
秋田さんは「サポートしますから大丈夫ですよ」なんて言ってあたしの背中を押した。
「ひの~がんばれ~♪」
後ろからナッキーの応援する可愛い声が聞こえる。
「あーもうちょい右!」「行き過ぎ!左ひだり!」「そうそうそのまま!あぁ左!」
背後から班のみんなの指示が飛んで来る。
は、恥ずかしい………。
すると、つまさきに硬いものにあたった軽い衝撃があった。
目を開くと、なんとか無事に石に辿りつけたのが分かった。
ウーン何もお願いしてない場合は、どうなるんだろうね。
「次、あたし行きまーす!」
ナッキーが片手を挙げる。
ナッキーが目をつぶって歩き始めた。