完全秘密主義恋愛♥
「……最初は、すごくびっくりしたよ。急に口の中にべろが入ってくるんだもん。
だけど、キスのときずっと背中触られてて……あたし、瑆に求められてるんだって感じれて…
嬉しかったの……」
嫌だ嫌だ嫌だ。
耳を塞ぎたかった。
だけど、聞いてしまった。
想像できてしまった。
安藤がナッキーに激しいキスをしている場面が。
「だからね、ずっと言えてなかったな…って思って…」
言うな。
その次に来る言葉は今のあたしには残酷過ぎる言葉だ。