完全秘密主義恋愛♥
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「お邪魔しまーす」

「あがってあがってー」


結局、宝の家に泊まることにした。


お母さんに携帯で電話したら『あらあ、あちらのご迷惑にならないようにねー』と言って承諾された。

で、荷物を置いて着替えを取りに行って来たところ。


…ウチって若干放任主義のような気がするなぁ。


すると、リビングのドアが開いて美人な女の人が出てきた。

「いらっしゃーい瑆乃ちゃーん!久しぶりねえ♪あらやだ、また背伸びたんじゃない??」

「お久しぶりです~。そうですねー、たぶん伸びましたねー」


宝は、宝のお母さんそっくりで、そのまま幼くしたような感じ。

あーでもお母さんのほうが明るくておしゃべり好きかも。


「ほらほら入ってー!もうすぐご飯出来上がるわよ♪」

そう言って踊るようにして台所に舞い戻って行った。


嵐みたいな人だな、と会うたびに思う。

「ほらほら入って、瑆乃」

「ほいほい」


あたしは美人2人に急かされてリビングに入った。
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