幸せになりたい。
「ま〜な〜か〜ちゃ〜ん!」
「何、ちえキモいって」
「あのさ、ちょっと質問っ」
「だからなーに?」
「あの…まだ勇気のこと好き?」
あたしの呼び方が高田くんから
勇気に変わってたことで
真奈香も質問の意図を理解したみたいだった。
ニヤニヤしだす真奈香。
「なるほどね〜」
「へっ?質問の答えは〜?」
「好きなわけないじゃん!ちえ…あいつにハマったかあ♪」
「ん〜まあそんなとこ//」
「頑張ってー!まじ応援する!」
「ありがとー!!」
正直、真奈香がまだ好きでも
あたしの気持ちは抑え切れない
くらい大きくなってたけど。
でも友達がライバルはキツイ。
真奈香が吹っ切れてて
ほんとに良かった〜。
その時ポケットの中の携帯が
突然震え出した。
[今日帰りゆっくり自転車こいで]
勇気からのメール。
今休憩時間だから目の前に
いるのにメールなんかしてきて
なんなんだろ?
しかも自転車ゆっくりこいだら
なんかあるのかな?
本当に勇気ってよくわかんない!
でも二人だけの秘密のメール
みたいでまたドキドキ。