会いに来たひまわり《短編》
窓を開けて外をぼーっと見ながら物思いにふけっていると…
ベッドの上に置いといた
携帯の着うたが流れてドキッする。
この着うたは…――。
遥斗とお揃いの着うたなんだよね…。
あれから変えようとしたけど変えられずにいるんだ。
「ハァ…変えなきゃな…
てか誰だろ…?」
また悲しい気持ちになり涙が出そうになるのをこらえて…
携帯のディスプレイをみると…
"蒼空"と書かれていた。
「もしもし?蒼空…」
『やっとでた。遥加…あした3人で遥斗くんのお墓参りに行かない?』
"遥斗"と言われて一瞬ドキッする。