ふぁすとlove
「唯一っ!」




思ったより元気な沙織。
きっと痛みなんか忘れてるよね。


「大丈夫?」

「うん!大丈夫!」




「野田が肩貸してくれたもんねー!」



きっと。
そんなことないって言うんだ。






「うん…」


「えっ?」




「唯一?私。野田が好き。」






静かな保健室にハッキリ響く沙織の声。








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