水色のエプロン
ドライヤーでカットして落ちた細かい毛を払い、仕上げに首にふわふわのぼんぼんの付いたチョーカーをまいてあげた。そして飼い主の小林さんにトリミングが終わった連絡を入れた。お迎えは三十分後。
「さぁ、この中でママのお迎えをいい子で待っていてね。」
キャンディーをゲージに入れ外から鍵をゆっくりと閉めた。
「何でこんな所にアタチを入れたりするのよ!」
「しょうがないわ、お迎えが来るまでの辛抱だから。ちょっとだけ我慢をしてね。」
「ううぅ~ん。」
納得のいかない顔でキャンディーは私の顔を見つめていた。
「そんな顔しないで。ほらこれ入れておいてあげるから。」
私はトリミング室の隅に置かれた犬用のおもちゃを一個手に取り、それをキャンディーのゲージの中にぽんと投げ入れた。
すると、どういうわけかキャンディーの目の色がすっかり変わってしまった。
「これよ!アタチはこういうのが好きだったの。」
噛むとピーピーなるおもちゃをキャンディーはくわえて、思い切り振り回し、右に左に大はしゃぎを始めた。
「そんなにこのおもちゃが気に入ったの?」
その様子を見て私は思わずキャンディーに声を掛けてしまった。
「んんん~がるがるがる。」
一通り遊んで満足したのかキャンディーは、おもちゃを口から放して私の質問に答えてくれた。
「さぁ、この中でママのお迎えをいい子で待っていてね。」
キャンディーをゲージに入れ外から鍵をゆっくりと閉めた。
「何でこんな所にアタチを入れたりするのよ!」
「しょうがないわ、お迎えが来るまでの辛抱だから。ちょっとだけ我慢をしてね。」
「ううぅ~ん。」
納得のいかない顔でキャンディーは私の顔を見つめていた。
「そんな顔しないで。ほらこれ入れておいてあげるから。」
私はトリミング室の隅に置かれた犬用のおもちゃを一個手に取り、それをキャンディーのゲージの中にぽんと投げ入れた。
すると、どういうわけかキャンディーの目の色がすっかり変わってしまった。
「これよ!アタチはこういうのが好きだったの。」
噛むとピーピーなるおもちゃをキャンディーはくわえて、思い切り振り回し、右に左に大はしゃぎを始めた。
「そんなにこのおもちゃが気に入ったの?」
その様子を見て私は思わずキャンディーに声を掛けてしまった。
「んんん~がるがるがる。」
一通り遊んで満足したのかキャンディーは、おもちゃを口から放して私の質問に答えてくれた。