水色のエプロン
首のラインは後ろから見たときにバリカンの痕が出ないようにする。細かく書いてあるからわかりやすい。それから2ミリのバリカンを使うのはお尻、しっぽの裏側。お尻は内股からつなげ、余分な毛は全てとってよし。両サイドの旋毛を目安に逆のU字をイメージする。下のラインは膝の裏に繋がるように逆剃りをする。
 2ミリのバリカンを使う部分が終わったら今度は3ミリのバリカンを使用。背中は2ミリのバリカンで刈った部分をぼかしながら、イマジナリーラインにそって並剃りをする。肘の二指上から、タックアップの少し上までをつなぎ、そこから膝の裏につなげる。頭はアイブローにそって、目の上の窪みと同じ八の字にバリカンを入れる。このとき耳に向かってバリカンが向くので、耳を手でカバーしながらバリカンを使う。
 一通りのクリッピングが終わった。次はシザーリング。カットに移る時はいつもどこから手をつけていいのかわからなくなりがちだ。
 とりあえず・・・。右の後脚から初めて、右前脚、左前足、左後ろ足、それから顔のカットをすることに決めた。
 シュナウザーの足先は、丸ではなく台形をイメージするとよい。シュナウザーの表現力を高めるため、骨量を多く見せるためである。
「へぇ、初めて知った。」
 って安直をみて関心してる場合ではない。
 クリッパーで刈った部分をブレンディングしながら、ラインをぼかし、自然なしあがりにカットする。脚は末広がりにカットする。お腹の下の飾り下は上から見たときに横に広がらないようにカットする。
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