君ノ声




分かってしまった。







いつか。



遠い日の出来事。



遠い遠い、掠れて消えてしまいそうなのに消えてくれない、あの夢であってほしい思い出。




黒と黒を結び合わせて繋ぎ合わせて、形をあやふやに作り出す。





消えたはずの。


消したはずの。




欠片がカケラを集めるようにして、いつしかの出来事を具体化していく。


















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