惚れたら負け


皆が帰ったのを確認してから
私は自分の席にすわり隣の机を眺めた



「佐藤くんが私にキスなんてしなかったら、
私はあんな人のこと絶対
好きにならなかったのに」


1人でボソッとつぶやいた。


「私の負けだ…」


―――――――
―――――


「北山?」


「ん…?えっ!?夢?」


目の前に佐藤くんが見える


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