食べちゃいたい。
「また‥かぁ」
あたしは郵便物に入っているピンクの手紙を手に取りため息をついた。
大きく赤い字で皐月 唯ちゃんと書かれてあるそれは半年前から毎日のように届けられていた。
手紙を持ったまま家の鍵を開ける。
両親は海外に出張中で家にいるのはあたしとお兄ちゃんだけだ。
「おかえりー。唯」
「ただいまぁ…」
「あ、それ。また入ってたのか?」
お兄ちゃんがあたしの手にある手紙を見て眉を潜める。
「うん…」
「貸して」
お兄ちゃんがビリビリと手紙を破って捨てた。
手紙の内容はいつもあたしへの愛を綴ったものであったが差出人不明のラブレターなんて気持ち悪いことこの上ない。
あたしは郵便物に入っているピンクの手紙を手に取りため息をついた。
大きく赤い字で皐月 唯ちゃんと書かれてあるそれは半年前から毎日のように届けられていた。
手紙を持ったまま家の鍵を開ける。
両親は海外に出張中で家にいるのはあたしとお兄ちゃんだけだ。
「おかえりー。唯」
「ただいまぁ…」
「あ、それ。また入ってたのか?」
お兄ちゃんがあたしの手にある手紙を見て眉を潜める。
「うん…」
「貸して」
お兄ちゃんがビリビリと手紙を破って捨てた。
手紙の内容はいつもあたしへの愛を綴ったものであったが差出人不明のラブレターなんて気持ち悪いことこの上ない。