ヘタカレ王子様。










わたしの腕が、掴まれた





抗おうとしたら

背中から抱きしめられた







なんと戸唖は、泣きながら

こんなことを言うのだ













「…俺がっ、…こんな嫌な奴でごめんな…っ!

ずっと…我慢、してきたんだよな…、俺…っ気づかなくてごめん…!!」











最後に、彼はわたしの耳元で小さく、







俺なんか、

いらないよな…










わたしが言いたい事を

言ったんだ…









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