ヘタカレ王子様。






そんな時。




わたしは新しい友達を見つけた…





自分と同じように暗い毎日を過ごす、


隅っこの女の子…。





『荻原 優衣 おぎはらゆい』







同じ境遇なんだ…




この子も…







「ゆーいーちゃん!」



「……?」





ゆいちゃんが顔をあげた



わたしは笑って





彼女に手をさし伸ばした












優衣とわたし



それが出会いだった






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