ヘタカレ王子様。






「――ッ!」




認識した途端、劇的な静電気的なモノが発生した…





鞄落とした





虚しく鞄が床に体当たりし、その音が玄関に響く…







楢崎君はわたしの腕を握ったまま、


真摯に見つめるばかりで
微動だにしなかった







正直、恐い。






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