ヘタカレ王子様。




「ぅっ…く…」




わたしと戸唖は、

人気のない階段で向かい合った。





やっぱり私は泣いた。



寂しかった…






けれど、


戸唖は何も言わずに
抱いてくれた…






ありがとう、…戸唖







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