ツンデレのススメ! 〜ツンデレ義弟×天然義姉〜
ちなみに、私の席は窓際から2列目の1番後ろ。
隣は人数の都合で空席だから、すごく日当たりがよくて気持ちいい。
話す相手もサンちゃんが前に座ってるから楽しいし、私のお気に入りの座席だ。
「今日は何にも言われなかったみてーだな」
拓ちゃんは私の顔を見るとほっとしたみたいに笑った。
私は一瞬、誰のことを言っているのか分からなくて、首をかしげる。
「だからぁ!弟だよ、弟!!」
「あぁ!!雅紫くんのことかぁ〜」
私が答えるなり、へなへなと脱力する拓ちゃん。
何かデジャヴな感じだ。