満月の夜に私は彼に囚われる
「春斗君・・・どうして・・・私・・・」
どうして、忘れてしまっていたのだろう。
こんなに大事な人を。
「泣かなくていいよ。忘れさせたのは、俺だから」
そういって私の頬を伝う涙を彼は拭う。
そこではじめて、自分が泣いている事に気付く。
どうして、忘れてしまっていたのだろう。
こんなに大事な人を。
「泣かなくていいよ。忘れさせたのは、俺だから」
そういって私の頬を伝う涙を彼は拭う。
そこではじめて、自分が泣いている事に気付く。