満月の夜に私は彼に囚われる
記憶
「楓」


心配そうな私を呼ぶ声に目を覚ます。


「・・・誰?」


「・・・」


悲痛な彼の顔が心に刺さる。


でも、わからない。


「・・・ごめんなさい」


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