LOVE ♥LOVE ♥LOVE 俺様パパが旦那さま!?~保健室での秘め事~
新垣が、しっかりしろよって顔で俺を見てる。
そうだよな。情けないよな。
きっと以前の俺ならこうはいかなかっただろう。
俺も大人になったってことか。
「和泉さんよろしいですね。」
俺に何て答えろっていうんだ。
今さら、星羅とバラバラに暮らせというのか。
やっとやっと、こうして星羅を手に入れる事が出来たというのに。
星羅に触れる事が出来るようになったというのに・・・。
どうしてこう上手く行かないんだろうな。
俺は何て答えたらいいんだ。
なんて答えたら星羅のためになるんだ。
俺は悩んだあげくひとつの答えを出そうとしたんだ。
口を開きかけた時、君の声が俺の耳に届いたんだ。
「先生!!」
その声はいつも以上に元気で、俺は胸を締め付けられた。