LOVE ♥LOVE ♥LOVE 俺様パパが旦那さま!?~保健室での秘め事~
その意味がこの頃やっと分かり始めている。
あれだけ無茶をしてきた俺が、星羅のためなら頭を下げる。
何を言われても、どんなにけなされても、こみ上げてくる怒りを抑える事が出来るんだ。
俺は、自分よりも大切な者を手にいれたんだ。
この手を離す事は出来ない。
俺は、タクシーの前で足を止めた。
「話し、あるみたいだよ。」
新垣がタクシーを覗き込む。
「何かしら。」
そう言うとタクシーから降りて俺の前に立ちふさがる。
俺、やっぱりこの人苦手だなぁなんて心の中でつぶやく。