LOVE ♥LOVE ♥LOVE 俺様パパが旦那さま!?~保健室での秘め事~
「星羅を渡すわけには行きません。星羅は俺が守っていきます。すいません。」
俺は深く頭を下げたんだ。
「星羅は?星羅はそれでいいの?」
「・・・・・・・・うん。」
「そうなの。それなら仕方ないわね。直樹帰るわよ。」
「あのー。」
俺は頭を上げた。
タクシーに再び乗り込んで、顔だけを出してこっちを見ている。
「星羅の事は任せましたよ。幸せにしてあげてくださいね。」
「はい。」
俺は、もう一度頭を下げたんだ。
「荷物、明日にでも片づけにくるわ。これでやっと彼女とLOVELOVE出来るよ。」
直樹が背伸びをしてタクシーに乗り込む。
『彼女???』
先生とわたし疑問に思う所おなじだったりする。
「言ってなかったっけ?」
「聞いてない。」
わたしは即答する。
「誰が好き好んで新婚宅で同居なんてするかよ。バイトだよ。バイト。」
「バイト???」
「そう、この人に頼まれて偵察してたわけ。」
新垣が指出す先には分かりきってるその人がいて・・・。
「ゆーちゃん!!!!」
星羅が切れた事は言うまでもない。