LOVE ♥LOVE ♥LOVE 俺様パパが旦那さま!?~保健室での秘め事~
星羅を家から連れだした。
口から吐く息が白く曇る。
冷たい星羅の手を俺のコートのポケットに突っ込む。
ポケットの中で繋がった手を君がギュ―って握るんだ。
車に乗り込むと俺は、目的地目指して走り出す。
外に見える景色が雪景色に変わるくらい家からは遠いその場所。
車を停めると君の目は輝きだす。
「先生!! どうして??」
「ここはね。星羅のパパとママが結婚式を挙げた教会だよ。」
「えっ!!」
「ごめんな。本当ならウエディングドレスを着て、いっぱいの人に祝福されて式を挙げさせてあげたいけど・・・。それは卒業までお預けになりそうだから。」
「先生・・・。」
「今は、ふたりで誓おう。この場所で。」
「うん。」
ふたりで教会の扉を開ける。
ステンドガラスがキラキラと輝いている。