幼なじみに恋をして



だって目の前にあったのは


北川君の顔だったから。




「大丈夫?」






あたしは完全に硬直してしまった。



そっか、痛くなかったのも

地面に体がついてなかったのも






北川君があたしを支えてくれてたからだ。




あーなるほど。



ってなっとくしてる場合じゃなかった。





「ご、ご、ご、ごめんなさい!」




あたしはおもいっきり体をあげる。



その勢いで、逆に足が滑って







「えっひゃっ」







< 112 / 180 >

この作品をシェア

pagetop