幼なじみに恋をして
前のめりになってまた転びそうになる。
でも、やっぱり
北川君の運動神経がいいっていうかなんていうかで
あたしは腕を捕まれて倒れずにすんだ。
「〜〜〜〜/////!」
あたしは助けてもらったことに感謝する前に恥ずかしくてしょうがなかった。
だって、
一回助けてもらったのにまた同じような感じで転びかけちゃうんだもん。
しかも、今は解けないように北川君はがっちりあたしの手を掴んでる。
さっきまでいた女の子たちもびっくりして固まってるし。
でも
北川君は本当になにもなかったかのように
「大丈夫?」
って爽やかに聞いてくる。