幼なじみに恋をして

あたしはそのまま、また



「ご、ごめんなさい」


って言った。





本当に恥ずかしくて
息がとまっちゃいそう。






「本当、面白いね」





北川君が笑いはじめると

あたしはもうどうしたらいいかわかんなくて




ずっとうつむいてた。





「あっ!
ていうか、ゆりたちあやまらせない・・・
ってあれ?いない」





ゆりっていうこたちはいつのまにかあたしたちの側からはいなくなっていた。





北川君はそれをみて




「ごめんね、ちゃんと言っておくから」




ってあたしに手を合わせた。


北川君は悪くないのに・・・
本当にあたしの不注意だった。

今になって情けなく思う。




そのあと、

本当に普通に


あたしたちはチラシをまた普通に配っていた。







ゆりsideに続く
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